令和6年度 第8号
今年の振り返りと新しい年に向けて 校長 住吉 豊
今年は五中にとって新たなスタートの年になりました。今までも何度かお伝えしてきましたが、発想を変えて新しいことにも取り組んできました。特に生活指導に関わる部分では、生徒の判断に任せる部分を増やすことに、「大丈夫?」と少し躊躇する教員の姿も有りました。生活指導の在り方、考え方の転換について、生徒の意見や保護者アンケート、私たちも意見交換を通して、少しずつ改善することができました。
詳しくは、生活指導だよりの「いぶき」に変更点について載せて配布しています。もちろん現状で最終決定ということではなく、今後も生徒の状況等をふまえてきまりについて再検討し、皆で改善を図っていくことができれば良いと考えます。
さて、来年がどんな年になるかは誰もわかりません。3年生にとっては早々に受験があり、一人一人が進路にむけて、この冬休みが正念場と考えていることでしょう。1、2年生にとっては、また一つ上級学年になる年。3学期はそのための心構えを作る時間でしょう。「勉強も部活動も頑張る」とはよく言いますが、これを実践して頑張るにはそれなりの覚悟が必要です。今の時代の生徒にとっては、ゲームもスマホも我慢するということも一つの試練かもしれません。自分を磨き高めるのは自分。自分の未来の選択肢をより広いものにするために、貪欲に頑張る年であってほしいと願っています。
「いざ広島へ」
先日の2年生の保護者会で、1月末の広島・京都の修学旅行に向けて行程などの説明がありました。今の2年生と1年生は修学旅行で広島に行きます。総合的な学習の時間を使い平和学習を進めてきました。先日は「被爆体験伝承者」として、広島市から尾形さんをお迎えして、尾形さんの祖父が語った被爆体験の話を伺いました。生徒の心にあまり強い衝撃を与えないように、少し柔らかく話してくださったそうです。それに合わせて、広島平和記念資料館からお借りした、当時の様子を高校生が被爆体験者から聞き取って描いた絵は、この世の情景とは信じたくないような、確かに生々しく刺激の強いものでした。
広島を訪問して、日本でも過去にあった戦争の悲惨さを感じて欲しいと思いますし、つい先日ノーベル平和賞を受賞した「日本原水爆被害者団体協議会」の皆さんが、戦後ずっと訴えてきた核兵器の廃絶がいつか実を結ぶことを願っています。平和であることの大切さを再認識するきっかけになればよいかと考えます。
(ちょっといい話)
・生徒会主催の「落ち葉掃き」校内ボランティア活動に、180名の生徒が参加してくれました。
・12月14日に実施した第7・9地区青少対主催の「地域清掃」に、50名弱の生徒が参加しました。地域の道路のごみ拾い、空堀川のごみ拾い活動を行いました。今年は地域の少年サッカーチーム等に所属する小学生の参加が多かったです。
我々教員も、「落ち葉掃き」や「地域清掃」に参加して生徒と一緒に汗を流しました。
更新日:2024年12月19日 11:55:26