平成31年度 第9号

○やっと、秋になりました。           校長   和田 孝

 今回も漢字に関わるお話をします。首(こうべ)を垂れる稲を「へん」にして、「つくり」に虫を置く漢字は、ある漢字の基となるものです。首を垂れる「へん」は「禾」(のぎへん)です。では虫は何でしょうか。これは「いなご」です。旧漢字体で書くと「龝」となります。「へん」と「つくり」を写真と見比べると興味深いです。いなごは稲の害虫です。古代の中国では、収穫間近の稲の穂を食べてしまういなごに困っていました。そこで、いなごを捕まえて焼いて処分をする儀式を行うようになりました。これで「ある漢字」が予想できたのではないでしょうか。「龝」のいなごを示す「つくり」を火に置き換えて「秋」と書くようになりました。

 やっと、秋になりました。4月号では「さて、春になりました。」を話しました。1学期の終業式号では「いよいよ夏です。」を題材に、学びを継続してくださいと話しました。「やっと」とは長い時間や労力を費やして物事を実現するさまを意味する副詞です。多くの時間とエネルギーを注ぎながら、学びを積み重ねてきたことと思います。総括単元テストでは、今までの学習の積み重ねを糧にして結果につなげられましたか。

更新日:2019年12月04日 09:13:36