令和4年度 第5号

●2学期もよろしくお願いします              校長 住吉 豊

まずは、大きな事故やケガの報告もなく、夏休みを無事に終えることができて良かったと思います。現在はコロナへの感染状況にあまり改善が見られない中で、2学期の教育活動を無事に進めることができるのか大変心配しているところです。この9月の半ばに実施を予定していた7・8組の京都大阪方面への修学旅行は、関西圏の医療のひっ迫状況も踏まえ、万が一にも医療にかかることができないことも想定して10月31日からに延期にしました。

 また、新学期が始まって間もないこの時期は、コロナに限らず学校という存在がプレッシャーとなってしまい、登校したくないという生徒も往々にしています。教員も様子を見取り、声掛けや情報の共有をしています。御家庭でも気になること等ございましたら、担任はもちろんのことどの教員に声をかけてくださっても大丈夫ですので、ご相談ください。

 さて、7月に実施した「午後5時最終下校」に対する生徒アンケートの結果がまとまりましたのでご紹介します。この取り組みは、我々教員自身が働き方を意識して改善につなげること、生徒においては部活動を5時に終えるので、普段より早い下校後の時間の有意義な使い方を考えて取り組んでみようと行ったものです。アンケート結果は以下のようになりました。

 (アンケート結果から)

「下校時間を有意義に使うことができたか」という問いに対して、肯定的に答えた生徒はどの学年も高く、1年生は95%、2年生が75%、3年生は90%と高くなりました。

 実際にどのように使っていたのかと下段の表の質問結果を見ますと、「家で計画的に勉強などをしていた」項目では1,2年生は30%を超え、3年生は25%でした。その3年生は「早めに塾や習い事に行った」の項目の割合も1,2年に比べて高く、3年生では合わせて2人に1人が、普段よりも空いた時間を学習にあててみようと考えて取り組んでいたと考えられ、大変立派だと思います。

 また、どの学年も「早く家に帰った分、テレビやゲーム、スマホをいじったりしてのんびりしていた」という割合が30%前後ありますが、いつもより早めの帰宅後に、少しのんびりした後に頭を切り替えて勉強していたなら「計画的に」といえるでしょう。少し意外だったのは「早く部活が終わる日があると良い」の項目で1年生の30%近くが否定的に答えたことです。部活動が中学校の楽しみの一つということなのでしょうか。毎日とはいきませんが、2学期以降も水曜日を同じ形で実施していく予定です。今回の取り組みで生徒一人一人が時間の使い方を振り返り、今後の使い方を見直すきっかけにしてほしいと願っています。

 

更新日:2022年09月13日 15:00:03