令和3年度 第5号

〇3           校長 和田孝

 「石の上にも三年」とは、辛くても我慢し続ければ成し遂げられるという意味のことわざです。同じように「早起きは三文の徳」は早起きすればよいことがあり、「三度目の正直」は三度目ならば確実という意味です。この三つのことわざをひとくくりで実践すると努力が実りそうで、心得の基本と言えそうです。

 さて、「3」には3個で一組のものがたくさんあります。表彰台は「金、銀、銅」、三権分立では「司法、立法、行政」、物質の三態は「固体、液体、気体」など、ものやことの基本となっています。そのため、「3」には一体となって安定している様子が感じられます。三脚は安定しますが、机やテーブルは安定しないことがあります。数学の世界でも3個で一組になるものがあります。点です。この3点を結ぶと三角形になります。2個では面を作ることはできません。皆さんが学んできた全ての平面は、面の基本となる三角形でできています。

 みなさんは中学校の3年間で、多くの「3」(社会で活躍するための基本的なこと)を学んで成長していきます。

 「3」を生かしたみなさんの2学期の成長に期待します。

更新日:2021年09月01日 15:03:33