令和2年度 第6号

Thomas Alva Edison          校長  和田 孝       

                       

 1個の粘土と1個の粘土を足すといくつになるでしょうか。2個の粘土と考える人が多いと思います。もう一つの考え方として、大きな1個になるというのもあります。2個の粘土になることをどうしても受け入れられない人が居ました。電球やトースターなど私たちの生活に欠かせない物をたくさん発明した人です。エジソンです。彼は幼少期に「なぜなぜ坊や」と呼ばれ、何ごとにも「どうして?」「なぜ?」と質問をしていました。エジソンはとても好奇心が強く、図書館にある1,200冊を数カ月ですべて読み終え、大切に感じた文章は本から抜き書きして何回も読み返しました。

 生徒の皆さんにとって大切なことは、勉強ができるようになるだけではなく、学びたい気持ちをもつことです。勉強は「勉めて強いる」ので苦しいです。しかし、学習は「習って学ぶ」ので主体的な心の動きがあります。学ぶ力は「学力」と言い「勉力」とは言いません。

 エジソンは電球を発明するのに10,000回失敗しています。彼は「私は失敗したことがない。10,000通りのうまくいかない方法を見つけただけだ。より良い方法は常に存在している。」と言いました。

 時間には限りがありますが、工夫は無限です。皆さんもたくさん工夫して、主体的に学ぶ意欲を大切にしていきましょう。

 

 

更新日:2020年07月31日 13:55:23