【タイトル】

令和5年度 第9号

【本文】

3学期もよろしくお願いします              新しい年を迎え、始業式では引き締まった面(おも)もちの生徒達と顔を合わせることができ、ずいぶんとたくましくなった気がしました。始業式の話として、自分事、多くは学習の取組等になりますが、それは自分で考えしっかり取り組むこと。それだけでなく他人事(ひとごと)であっても、相手の立場に立って物事を考えられる、感じられるようになって欲しいと話しました。この元日には能登半島で大きな地震があり、大勢の人が苦しい思いをしていることが伝えられています。今の自分たちにできることは何かを考えること。そして次の瞬間にはどうなるかわからないという現実を見た時に、今を大切に過ごすことが大事ではないかという話をしました。  さて、3年生はいよいよ受験シーズンに突入します。健康でそれぞれが力を出し切って欲しいです。1・2年生にとっては1年間の学習のまとめの時期でもあり、そして、次の学年になる心構えを作る大事な学期と教員も生徒に伝えています。一日一日を大切にして欲しいと願っています。  昨年東大和市教育委員会では、大きな予算を組んで、中学校においてALT(外国語指導助手)を活用した英語の授業から、まだ公立の中学校では数少ない、海外の英語講師の方との1対1のオンライン英会話授業を導入しました。初めは戸惑っていた生徒も、今では気軽に外国人の方と会話できるようになったと感じます。「習うより慣れろ」ということでしょうか。個人的にオンライン英会話を行っている児童生徒もいると聞きます。英語の読み書きももちろん大切ですが、英語に触れる機会の少ない日本では、大変良い取り組みと思います。都立入試では、5教科以外に20点満点の英語のスピーキングテスト(ESAT―J)が今年度から正式に始まりました。先日結果が発表されていますが、満点を取った生徒もいたようです。また、2月には東京都による1・2年生においても、スピーキングテストによる「話す力」の学力調査が行われる予定です。生徒には英語の力を身につけて、将来の世界を広げて欲しいものです。 学校関係者アンケート結果から  1月の学校だより別紙にて、報告をさせていただきました。結果を見た時に、「学校は、いじめは絶対ゆるさないことを指導し、未然防止・早期発見・早期対応に尽力していますか」の項目において、生徒の95%が肯定的に受け止めてくれています。生徒・保護者から相談があった場合には、原則すぐに生徒からの具体的な聞き取りと、管理職と生活指導主幹、学年主任等を含めたいじめ対策委員会を開き、状況確認と対応策の検討をして、保護者と連携を図りながら対応を進めることにしています。特に、暴力的や性的なこと、金銭の搾取(さくしゅ)を伴うような場合等、市教育委員会にも報告を上げ、必要に応じて外部機関との連携、警察も含めた対応をとることにしています。今後もいじめを予防する意味での授業や、弁護士を迎えての授業を実施する等、予防に努めると共に素早く対応して、生徒が安心安全に過ごせる学校づくりを目指してまいりたいと思います。  また、「学校は、子供や保護者から相談されたことについて、親身になって対応していますか」という項目については、保護者の88%から肯定的に受け止めていただけましたが、生徒は70%と全項目の中で一番低くなっています。教員は100%と生徒との乖離(かいり)が大きく、このことは各担任を含め、全教員で改めて振り返らなければならないと思っています。子どもたちの話をしっかりと受け止め、答えていくことが必要と考えます。今後ともご協力をお願いいたします。  


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