平成31年度 第3号

○心にゆとり           校長  和田 孝

 

 「八木 章好 心の『ツボ』に効く漢詩・漢文 講談社」から引用して、心に余裕をもつことの大切さをお話しします。

 私たちは、心に余裕をもつことについて、苦手感があるようです。みなさんが別れ際に「頑張ってね。」と声を掛ける光景を見かけます。何かに頑張りなさいという意味合いではなく、「またね。」程度に使用しているようです。英語圏の人は”Take it easy.”と表現します。「気楽に行こう」「力まないで」の意味で、日本語とは正反対です。中国語でも同じような例があります。私(校長)が出かける際に、職員から「お気をつけて」と声をかけてもらうときがあります。中国語圏では「慢走(まんづぉう)」と言います。「ゆっくり歩いて」という意味です(「走」は「歩く」の意味)。「注意しながら」と「ゆっくり」とでは、これも考え方が正反対です。興味深い言葉が他にもあります。私たちは仕事を終えた相手に労いの言葉として「ご苦労様」「お疲れ様」と言いますが、これに相当する英語や中国語は見つかりません。私たちの勤勉さや繊細さが表れた言葉で奥ゆかしさがありますが、もう少し気持ちにゆとりがあってもいいかもしれません。総括単元テストまで4週間あります。落ち着いてゆっくり、じっくりと深い学びに取り組んでほしいと思います。

更新日:2019年07月04日 11:47:46